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祝☆100プリ三周年《クロード 妄想SS》

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●100プリ三周年おめでとう(*^▽^)/★*☆♪



本日4月30日で、100プリは三周年を迎えます。
おめでとうございます(*^ー^)ノ♪

今年もはるかちゃんの100プリ三周年お祝い企画に参加させてもらってます(*^▽^*)

総合案内所は




私が100プリに出会ったのが三年前の七月上旬だったので、約二年九ヶ月のお付き合いになりますね(*^▽^*)

初めはカインから飛び込んで、第一印象最悪キャラであるカインにドハマりして、二周連続したものでした。

緩いのに実は出来るオトコなノアも好きだし、ズルい大人なクロードも好きです。

去年、二周年のお祝いの際にはカインとノアの緩いSSを書いたので、今年はもう一人の100プリのオリジナルキャラである、クロードのお話を書こうと思っていました。

クロード、もうちょっと人気出ても良くない…?

というのも、クロードってイケレボのシリウスさんに通じる所もある気がするのです。シリウスさんといえば、イケシリ総選挙で大人キャラでは珍しくベスト10入りを果たした程の人気者。ならば、クロードだってもうちょっと人気出てもいいんじゃない!?(笑)

私個人の考える、クロードに足りないものは、以下の二点。

①完璧な大人過ぎて、余裕の無さが足りない!

②大人の余裕を出し過ぎてエロさが足りない(笑)


とはいえ、②は追究できなかったけどね(;・∀・)



冒頭に載せたお祝い絵風のクロード、実は過去絵です。描き下ろせずすいません。

去年2月のクロードBDに描いた古い絵だけど、今回のSSの元になっているので引っ張り出して来ました。イラストタイトル“トルソーを抱く男”(笑)

これを元にしたSSがどんなになったのか…、お付き合い頂けたら幸いです(//∇//)




~・~・~・~・~・~・~・~
“Congratulations,my princess”


「レイラ、お前、毎日来てるけど暇なのか?」

夕食後、談話室のドアを開けて顔を覗かせた途端に、カインがそんな台詞を投げ掛けて来た。

「っ…同じく毎日ここにいるカインに言われたくないよ…!」

「俺様は情報収集してんだよ」

ファッション雑誌片手にそう嘯くカインを尻目に、アランが呟く。

「いや、先輩は俺にチェスで負け過ぎて現実逃避してるだけでしょ」

「…っ…!」

「先輩、弱すぎて相手にならないからな。クロードとか来てくれたら、対戦しがいがあるんだけど」

「…っ…アラン、お前覚えとけよ…!」

「はいはい」

喧嘩する程仲の良い(?)カインとアランの騒がしいやり取りもさして気に止めず、部屋の隅の一人掛けのソファではルイが本を読んでいる。その時、またガチャリとドアが開いて、今度はノアとレオが入ってきた。

「あれ、こんなに人集まってるの珍しいね」

レオが呟くと、ノアも頷く。

「だねー。いないのはユーリとジルと…クロードくらい?」

ノアはそう言いながら部屋を見渡す。

「ジルは元々あまりここには来ないけど、クロードは前は時々来てたのに最近見ないね」

レオはそう言いながら、チラリと意味ありげに私の方を見る。

「レイラちゃん、寂しいんじゃない…?」

(…っ、相変わらずレオは核心ついてくるなぁ)

「うん…。でも、クロードは今私のプリンセス就任三周年の記念式典用のドレス作ってくれてるみたいだから…寂しいとかわがまま言ってる場合じゃないよ」

私が図星を指された動揺を隠すように答えると、カインが呟いた。

「そういえばクロード…最近食事の時間にも見ねえけど、まともに飯食ってるのかよ?」

「あー、クロード根詰めると食べるの忘れちゃうタイプだよねー」

ノアの言葉を聞いて、アランは少し考え込むような素振りを見せる。

「…なあレイラ、俺も手伝うからクロードに差し入れ持っていけば?」

「え…?邪魔しちゃ悪いと思ってたけど、差し入れくらいなら良いかな…?」

「…クロード、喜ぶよ」

声がした方に目を向けると、今まで読書に集中していて会話に入っていなかったルイだった。

「クロードだって…ホントはレイラの顔、見たいに決まってる」

ルイは微かに笑みを浮かべながら、そう言ってくれた。

「そうだよ、愛するレイラちゃんの姿見て喜ばない訳ないじゃん?」

レオの言葉にも後押しされて、私は夜食にサンドイッチを作るためキッチンに向かったのだった―…。


*・*・*


トントンッ

2回ノックすると少ししてから返事が聞こえた。そっと、クロードのアトリエのドアを開ける。

「クロード、お仕事中にごめんね…?」

そっと、顔を覗かせると、クロードは驚いたようにこちらを見る。

「レイラ…」

「あの、邪魔しちゃ悪いとは思ったんだけど、クロード夕食も食べてないんじゃないかと思って。夜食にサンドイッチ作って来たの」

「いや…邪魔なんかじゃない。…丁度休憩しようと思っていた所だ」

自分で作ったのは玉子サンドとツナレタスサンド。アランは手際良く鶏モモ肉の照り焼きを作り上げ、それを薄切りにしてキャベツの千切りと共に挟んだサンドイッチを作ってくれたことを伝える。

そして、クロードはいつもコーヒーをブラックで飲むと知りつつも、敢えて砂糖とミルクを投入しようとするノアを止めたこと、レオもいちごサンドを作ってくれようとしたけど、クロードは甘いものは得意じゃないので丁重にお断りしたことも話すと、クロードは笑みを浮かべた。

「あいつら…しょうもないな。でも、みんなの気遣い嬉しいよ」

そうして、クロードは私の頭をポンと撫でた。

「でも、お前の顔を見れたのが一番嬉しい」

「…っ…良かったよ」


サンドイッチが入っていたバスケットもブラックコーヒーが入っていたタンブラーも空になった所で、クロードが立ち上がる。

「さて…と」

「あ…あのっ、大人しくしてるから、もう少しお仕事する所、見てたらダメかな?」

クロードは、こちらに目を向ける。

「…ああ。あまり構ってやれないかもしれないが、それでも良ければ見て行ってくれ」

「ありがとう。仕事してるクロード見るの久しぶりだから嬉しい」


クロードの仕事は、いつだって正確で手際良く、まるで一定のリズムを刻むように器用な指先がスムーズに作業を進めていく。

クロードはトルソーの腰辺りに手をやり、これからドレスへと変わっていくであろう薄いパープルのサテン地の布を巻き付けていく。丁寧にひとつひとつ綺麗なドレープを作りながら、まち針で仮止めしていく。長い指が器用に動き、トルソーや布地をとても大事に扱っているのが見て取れる。その様子を眺めているうちに、えも言われぬ感情が湧き上がった。

(あ…久しぶりに…クロードに触れて欲しい…かも)

「……いいなぁ…」

「…え…?」

クロードが少し驚いたようにこちらを見たので、そこで初めて、無意識に言葉を発してしまっていたことに気付く。

(…っ、トルソーにヤキモチ妬いたなんて言える訳ないし…!)

「いや…あの、トルソーも布地も、すごく丁寧に扱ってるなぁと思って」

よく分からない言い訳(?)をして、なんとかやり過ごそうとする。

「ああ…、実はこのトルソーな、特注品なんだ」

「そうなの?」

「しかも…ただの特注品じゃない」

「…素人には見た目じゃよく分からないけど…
だから、丁寧に扱ってるんだね」

そう言うと、何故かクロードは目を逸らした。

(…?)

続きを待って首を傾げていると、クロードがポツリと言った。

「このトルソーのスリーサイズ、お前と一緒なんだ」

「…は?…っ…ちょっと、それどういうこと!?」

「お前はプリンセスで俺は王宮の専属スタイリストなんだから、何にも不思議じゃないだろ?」

「…それはそうかもしれないけど…でも、やっぱり何か恥ずかしいよ…」

「俺もだ」

「…?どうしてクロードが恥ずかしいの?」

ちょうどスカートを一周巻き終わり、クロードの手がそっとトルソーから離れる。クロードは一瞬こちらを見た後、もう一度トルソーに視線を戻した。

「…俺がいつも、このトルソー越しに誰の姿を思い浮かべてるのか…バレバレだからな」

「……!」

(…それって…)

クロードがトルソーに触れるのを見ていいなぁって思ったけれど、クロードはいつもトルソーを…私だと思って触れているってことだろうか…?つまり、私は―…

(間接的に、自分にヤキモチ妬いてたってこと…?)

そう考えると、笑えるのと同時に、もう一つの感情が沸き上がってくる。

「…クロード」

私は思わず歩み寄ると、長身のクロードを見上げ、満面の笑みで告げた。

「…大好きだよ!」

すると…クロードは私の背中を抱き寄せて―…

「…っ…ぁ」

最初は触れるだけのキスだったけど、次第に深くなっていく。息も絶え絶えになった所で、クロードの唇がそっと離れた。

「…悪い。思ってたより、お前不足が深刻だったみたいだ」

「…っ…私も…かも」

「…続きは、お前の就任三周年の式典が終わったらな」

クロードはそう言うと、私の額に掛かった前髪を避けて、軽く口づけた―…。


*・*・*


「レイラ様、そのドレスすっごく似合ってるよ!」

就任三周年の式典が始まる前、会場までのエスコートに来てくれたユーリは、私のドレス姿を見て目を丸くした。

クロードのアトリエを訪れた際に、薄いパープルのサテン地を巻いていたのを見たけれど、完成したドレスは更にその上に幾層にも濃淡の違うピンク~紫色のシフォン地を重ねた、上品で柔らかい雰囲気のドレスに仕上がっていた。

「やっぱり、クロード様は誰よりもレイラ様のこと分かってるよね。その色、すっごく似合ってるもん」

「…ありがとう、ユーリ。このドレスに恥じないよう、頑張ってくるね」

「うん、レイラ様なら大丈夫!」

ユーリに手を引かれダンスホールの扉の前に行くと、ジルが待っていた。

「プリンセス、皆さんがお待ちですよ」

緊張した面持ちの私を見て、ジルが微笑む。

「…大丈夫、今の貴女は誰が何処から見ても立派なプリンセスですよ」

「…ジル」

三年前、訳も分からずプリンセスに選ばれてしまい、戸惑ったことを思い出す。ジルがダンスホールの扉を開くと、三年前と変わらずきらびやかな世界が広がっていた。三年前は緊張のあまり、周りを見る余裕なんか少しも無かったけど、今は違う。

ダンスホールの階段を一段一段ゆっくりと降りながら、周りを見渡す。祭壇の脇にはカインとノアとルイがいて、来賓席にはシュタインのゼノ国王とアルバートさんが座っている。非常口付近にはアランとシドが立っていて、少し離れた所にレオとロベールさんもいた。

(みんな、見に来てくれてる…)

そうして、階段を降りきる頃、階下から手を差し伸べられる。

「レイラ、今日も最高に綺麗だ」

「クロード…」

そこには礼服に身を包んだクロードが堂々と構えていて、優雅に私の手を取り、壇上までエスコートしてくれる。そう、クロードはいつだって、私を最高に輝かせてくれるから。

私は祭壇に立つと、ありったけの想いを、皆に伝えた―…。



~・~・~・~・~・~・~・~





うーん、お粗末様でした(;・∀・)

やっぱりクロードの魅力を伝えきれてない…。
アフター書く時間無かったし、今のままでは書けん…。
精進します(;^_^A



そうそう、三周年記念ストーリー、まだ読めて無いのですが





Sexyチームの方を買いました(*^▽^*)♡

読むの楽しみ~(//∇//)


三周年企画、楽しんでいきましょ~(*^ー^)ノ♪



今回勝手にテーマソングに設定していたのは、大好きな椎名林檎さんの新曲。


舞台は銀座だけど、キラキラした世界観とゴージャスなオケが素敵で、プリンセスを輝かせるイメージでした(*^▽^*)














《お知らせ》イケシリファンアート(FA)展(非公式)に参加します(*^ー^)ノ♪

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なんと!5月はついに一度も記事を書かずに終わってしまいました(;>_<;)


まだブログやめる気はないので、どうか見捨てずにお付き合い頂けたら嬉しいです(;・∀・)


さてさて、5月に記事を上げられなかった言い訳、GWは義実家に行っていた、イケシリのイベやCNP、スタマイに熱中してた、飲み会多数…とか色々あるんだけど、一番の理由はコレ!

イケシリファンアート展に参加することにした

ということです(*≧∀≦*)


まずは、ご案内を。


詳細はコチラ

開催日時:6月17日(土)、18日(日)
最寄駅:自由が丘駅

場所や出展者等詳細は、リンクをご覧ください♡



素敵絵師さんである古都さん主催の非公式FA展です。

イラスト100点以外にも、SSや漫画で出展される方々もいらっしゃるし、BGMもイケシリに因んだ演奏を募っていて、とにかく、イケシリファンなら必見の豪華な内容であること間違いなしかと思います(*^▽^)/★*☆♪



そんな中…場違い感半端ないのに無謀にも参加表明させて頂いたのです…!

Twitterで皆さんが進捗状況をUPされている中、なかなかイメージ通りに描けずに試行錯誤(;>_<;)

とにかく、今回は花だけは素材に頼らず自分で描こうと思い、頑張りました(;^_^A アナログで描かれる方も多い中、アナログできないからデジ絵…というネガティブな選択をしてしまった分、せめて苦手な花は頑張って描こうと思いまして(;・∀・)

幸いにも、5月半ばに娘の習い事絡みでバラ園に行く機会があったので、そこで参考資料にパシャリ。






薔薇を描くのは決めてたので、これはラッキーでした(*^▽^*)


で、何とか仕上げたのがコレ。




作品の一部です。

バラはそれらしくなりそうで、やっぱり難しかったです(;^_^A 花を綺麗に描ける方、マジでリスペクトです(//∇//)

人物が誰なのか…は会場でご確認を(笑)

FA展後はコチラにもUPしたいと思います☆




さて、メイキング的なことを少々。

相変わらずのスマホお絵描きです。

少し前までは Sketchbook Expressという、塗る機能だけのアプリで塗っていて、背景だけIbisPaintから拝借したりしていたのですが、見栄えとか色々限界を感じ…4月頃から最初からIbisPaintで塗ることにしました。

それ以降の作品は、丁度ブログに載せていなかったので、上げときます。





ユーリBD用に描いたもの。
フェンリルと衣装交換してます(笑)






こちらはフェンリルBD用。
ユーリのシュタイン騎士服トレード♪






こちらは捧げ物のルカです。





シリウスさんBD用。
主線を薄くするの忘れて濃い…(;>_<;)






ついでに載せちゃうけど、スタマイの再推し、荒木田蒼生さんのBD祝い用(//∇//)

これはFA展の塗りに行き詰まり、髪の毛の塗り方模索の練習にしました(;^_^A




IbisPaintはスマホアプリにしてはかなり多機能で超優秀なのですが、いかんせん使う側の私が原始人なもので、機能が全然わからない(;>_<;)
公式の使い方動画見ても、機能名が英語になってて分かりづらいし(;・∀・)

まさに試行錯誤中ですが、今回のFA展の作品作りの中で色々試して勉強になったので、これからも試行錯誤を続けて行きたいと思います(*^^*)




…とまあ、私の作品はともかくとして、イケシリを愛する沢山の素敵な絵描きさん、字書きさん、弾き手さんが参加されますので、是非お立ち寄りください(*^ー^)ノ♪

私の方は、名刺代わりのポスカを用意させて頂きますので、よろしかったら貰ってやってください(//∇//)





《祝☆夜曲4周年 アレク妄想SS》“Love is blind”

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●イケメン夜曲 4周年 おめでとうございます(*^▽^)/★*☆♪


さてさて、今年はお友達のイケシリアメブロガー様の夜曲4周年企画に参加させていただいてます(*≧∀≦*) 

夜曲4周年お祝い企画 


最近皆さんTwitterでの活動が増えてる模様ですが、やっぱりブログはホームグラウンドという感じがして、落ち着きます♡





夜曲のイベント停止が発表されて早1年が経ちました。その間に、ストーリーアプリがリリース、イケシリ総選挙前の2月には限定復活の新規イベもありました。

イベは停止されていても、アプリを残してくれているのは、本当に嬉しいし、これからもずっと残っていて欲しいと思います(//∇//)



さて、お祝い絵…というかSSの挿絵も兼ねているのですが、今回はセンターレッドのアレクを描かせて頂きました(*≧∀≦*)

アレクはセンターにハマらない私でもかなり好きなキャラです(*^^*) ぶっきらぼう&口悪いけど、結ばれてからは割とストレートに愛をぶちまけてくれるトコとか♪(/ω\*)


今回のSSは、実は去年の三周年お祝いの時に書いたおふざけSSの続編となります。


本編でまだ想いが通じ合う前くらいの時期のお話、という設定です。前回のはアレク目線でしたが、今回はレディちゃん目線です♪


一応、前回のSSを読んでなくても大丈夫なようにはしたつもりですが、もしメモ紙が出来上がった経緯に興味を持っていただけたら、昨年のSSも読んで下さると嬉しいです(*^▽^*)


前回SS “だって夜曲だろ?”は


今回のタイトルの“Love is blind”はそのものズバリ、“恋は盲目”です。

見えない、見たくない、見せたくない…交錯する二人の色んな盲目ぶりを感じて頂けたら幸甚です。


では、よろしくお願いしますm(._.)m




~・~・~・~・~・~・~・~
“Love is blind”



久しぶりに休暇を取った翌朝―…。

いつも通りブルーベルに出勤した私は、同僚のアレクのポケットから落ちたくしゃくしゃの紙切れを拾い上げて、唖然とする。




「…おい、それは…!」

アレクが慌てた様子で手を伸ばすけど、視界に飛び込んできた一行に目が釘付けになる。

「…何、これ……」

「いや…だからそれは、お前が周りのヤツらのことが気になるって言うから」

「……っ、ちょっと…買い物行ってくる!!」

「待て…アイラ…!」

アレクが止めるのも聞かずに、私はブルーベルを飛び出した。

(もうっ…アレクのバカ、アレクのバカ、アレクのバカ…!)

心の中で呪文のように悪態をつきながら、メインストリートへ向かう。


“お前が周りのヤツらのこと気になるって言うから…”


さっき、アレクがそう言っていたのは、以前私がアレクとの雑談で、


“ああいう人達はどんなデートするんだろ?”

“モテそうな人達でも彼女が出来たら束縛したい!とか思ったりするのかな…?”


とか訊いてみたからなのだろうか…?ってことは、あのメモを書いたのはアレク自身ってこと…?

(やっぱり…鈍感なアレクに通じるワケなかった…)

私が口にした言葉は、周りの人達という一般論に紛れさせて、少しでもアレクの本音が分かれば…という若干の下心があってのことだった。それなのに、アレクはものの見事にテキトーな返事でスルーした挙げ句、いかがわしい調査だけはしっかりしているのだから…最早、意味が分からない。


先程のメモを見たのは一瞬だったけれど、それでもアレクのところだけはしっかり目に焼き付いていた。それと同時に、少し前にアレクが言っていたことを思い出す。


“俺にも気になる女くらいいる”

“お前には似ても似つかないレディだ”


アレクがあのメモにあったようなことをしたいと思う相手が一体どんなレディなのか…無意識に考えてしまい、モヤモヤが募る。

馬車に轢かれそうになった所を助けて貰ったり、休日に茶葉の買い出しに行ったり、雷雨の晩に二人で留守番したり…なんとなくそれだけで、アレクとの距離が縮まったような気がしていたけれど…気のせいだったのかもしれない。

(やっぱり…アレクの気持ちなんて全然分からないよ…)

それどころか、自分の気持ちすら曖昧なまま
、メインストリートに面した目的の店に向かった。


*・*・*


スイーツに盛り合わせるフルーツと、ミルクを買って、両手で抱えて店を出ると…

「あれ、アイラ…?」

「…え?」

顔を上げると、そこにはユアンがいた。

「買い出し、一人で?」

「あ、うん」

「こんな量の荷物、レディが持つものじゃない。貸して」

ユアンは当たり前のように私の荷物を取り上げる。

「見た目より重くないし平気だよっ」

と言っても、ユアンは荷物を離そうとはしない。

「いや、どうせ俺もブルーベルに寄るつもりだったから、気にしないで」

いつものようにスマートなユアンは、荷物を持ってくれた上に、さりげなく車道側に立って歩幅まで合わせてくれている。

ブルーベルの前に着いてドアを開けると、テーブルを拭いていたアレクが直ぐ様顔を上げた。

「アイラ…お前何処に行って……ってユアン、何でお前が一緒なんだよ」

「ブルーベルに向かう途中で、偶然アイラに会った。これだけの買い物をレディに任せるのは感心しない…」

「…俺が頼んだ訳じゃねー…」

二人が会話する中、どうしてもまだアレクの顔をまともに見れない。

「ユアン…荷物ありがとね」

ユアンにお礼を言って荷物を受け取ると、私は厨房に入った。

「え、これ…アイラさんが買ってきてくれたんですか?」

厨房ではエリオットはギャルソンエプロンの紐を結びながら声を掛けてきた。来たばかりの様子で、これから下準備に入るのだろう。

「うん、ちょっと出るついでに買ってきちゃった」

するとエリオットは人懐っこい笑顔で顔を覗き込んでくる。

「なんだ、それなら俺も一緒に行けば良かったです。せっかく二人になれるチャンスだったのに、残念」

「もう、エリオットってば、また冗談ばっかり…」

そんなやり取りをしていたら、聞き慣れた声がした。

「…おい、もうすぐオープンだぞ。じゃれてないで働け」

アレクが仏頂面で厨房の入口から声を掛けてくる。

「はーい」

エリオットはペロと舌を出しながら返事をすると、下ごしらえに取り掛かり始めた。私も髪を束ねて急いでエプロンを手に取った…。


*・*・*


「やったね、今日はアイラちゃんいた」

「あ、ノエルさん、いらっしゃいませ」

昼時になって、常連のノエルさんがやって来たので、なんとなく決まっているいつもの席に案内する。

「昨日は、折角アイラちゃんの顔を見に来たのに、そこの無愛想な店員しかいなくてさー」

ノエルさんが別の客に紅茶をサーブしているアレクの方を見ながら、冗談めかして言うので、思わずクスリと笑ってしまった。

「げ…ちょっと、客を睨む店員てどうなの?」

ノエルさんの言葉に顔を上げると、アレクが思いきり眉間にしわを寄せながらこちらを見ている。

(もう…アレクってば愛想悪すぎ!)

そうは言っても、ノエルさんはさほど気にせずいつも通りに大量注文を始めた。


その時、ハルさんが入ってきた。

「どうやら来てみて正解だったようだな」

「あ、ハルさん、ヘルプに来てくださったんですか?」

「ああ。ノエルさんが来てるとしたら、厨房が忙しくなるだろうと思ってな」

「ハルさん、ラッド様の方のお仕事も忙しいのにありがとうございます」

「ああ…」

そう言いながら、ハルさんはふいに私の方に手を伸ばして来る。

「…ハルさん…?」

そうして私の頬に触れ、そっと拭った。

「顔に水滴が跳ねていた」

「…っ…ありがとうございます」

(ハルさん、たまに距離の取り方が近くて心臓に悪い…)


私が厨房のサポートに入り、アレクとハルさんでホールを回してくれたので、忙しい昼時は何とか乗りきることが出来た。

客足が落ち着いて来た昼下がり、カタン…とドアが開いて、今度はリュカが入ってきた。

「ああ良かった、今日はハルに会えた」

相変わらず爽やかな笑顔の親友を見て、ハルさんもトレイを置いて近寄って来る。

「昨日は俺が出た後に寄ったみたいで、悪かったな」

「いや、たいしたことではないんだけど、ちょっとハルにも相談したくて。スクール時代のさ…」

二人は店の隅で立ち話を始めたけれど、あまりにも女性客達の視線を集めていて落ち着かなそうなので、私は着席を促して紅茶をサーブした。

「ありがとう、アイラちゃん。この紅茶、すごくいい香りで美味しい」

リュカは眩し過ぎる笑顔で誉めてくれる。

「ああ、確かに腕を上げたな」

ハルさんも首肯いてくれた。

「良かった…!ごゆっくりしてくださいね」

紅茶を誉めてもらえたのが嬉しくて、つい頬が緩んでしまう。

しばらくして、二人の打ち合わせが終わり、ハルさんが立ち上がった。

「…俺はラッド様と待ち合わせているから、そろそろ行く」

「うん、サンキュー。あ、俺も出るよ」

リュカとハルさんが立ち上がった時、ちょうど入口のドアが開いてラッド様が入ってきた。

「ハル、迎えに来たぞー」

「ラッド様、わざわざ寄ってくださらなくても大丈夫です」

「つれないこと言うなよ。リュカもいたのか。アイラも」

ラッド様は軽く手を上げて、私の頭を優しく撫でる。

「やっぱりアイラが不在だった昨日とは、華やかさが違うな。アイラはもうブルーベルの立派な看板娘だ」

「ふふ、ありがとうございます」

少しでもラッド様の役に立ちたくて頑張っている私は、そんな風に言ってもらえたことが嬉しくて、満面の笑みで三人を見送った。


*・*・*


何だかんだで一日客足が途絶えることはなく、慌ただしく働いていたせいで、朝のメモの件はうやむやになったまま閉店を迎えた。

エリオットは心底面倒そうに、どうしても教会に行かなければならない用事があるとかで、早々に帰ってしまったので、とうとうアレクと二人になってしまった。


「…今日は騒がしい一日だったな」

アレクがカップを拭きながら独り言のように言う。

「うん…」

「それにしても」

「…え?」

「お前な、鈍感なのもいーかげんにしろ」

「…っ…アレクにだけは鈍感って言われたくない!」

「…周りの野郎共に、誰彼構わず笑顔振り撒いてただろうが」

「そんなの接客業なんだから当たり前じゃない。アレクの方が愛想無さ過ぎだよ!」

「…下心あるヤツにまで愛想振り撒くな」

「下心って、そんな人いないし…っ」









言い掛けたところで…アレクが私の腕を捕らえ、もう一方の手で視界を遮られた。

「お前は何にも分かってねー」

「…っ…アレク?」

「そんなだから…目隠しして、縛りつけておきたくなる」

(…え…?)

アレクの言葉はよく聞き取れなかったけど、ふいに朝拾い上げたメモに書いてあったことを思い出す。アレクが束縛する時の方法は確か……

まさか…と思い至った所で、捕らえられた手首の近く…腕の内側に、柔らかくて温かな感触が走った。

「…ぁ…っ」

アレクの手の平で瞼を塞がれているせいで、予想外の僅かな刺激に敏感に反応してしまう。ふいに温もりが離れたので微かに身を捩ると…目隠しと腕の拘束が解かれた。

(…っ…今の…まさか腕にキス…された…?)

顔を上げると、一瞬だけ真っ直ぐに私を見つめるアレクと目が合ったけれど、すぐに横を向いてしまった。その頬は…ほんの僅かだけど紅潮しているように見える。

「あの…アレク…?」

「お前…隙ありすぎだ、バカ」

「バカって言わないで…!」

いつもの言い合いに違いはないけれど…いつまでも火照りを止めない頬と腕に残った確かな熱が、変わっていく二人を予感させた―…。



Fin.


~・~・~・~・~・~・~・~




最後まで読んでくださった方、ありがとうございます♪(/ω\*) たいしてオチもない話なのですが、アレク本編のもどかしい二人が好きなので、愛し合う前の恋する二人を描いてみました(;^_^A

これを書くに当たって、ストーリーアプリでアレク本編を一気読みしておさらいしましたよ。やっぱり夜曲はシナリオが面白いです(*^▽^*)


ここで、唐突にアバターを。



とはいえ…やっぱり私はローガン様命♡なので、SSに登場させられなかった分、せめてアバターでいちゃつかせてくださいww



改めまして、夜曲4周年、本当におめでとうございます(*^▽^)/★*☆♪

これからも、ずっと夜曲が大好きです(*≧∀≦*)

イケメン革命(イケレボ)エドガー=ブライト本編 攻略メモ(愛する√完了、2周目)

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ついに、赤のジャック、エドガー本編配信となりました(*≧∀≦*) 開始早々、今までの√は様相が違っている模様。
アモン=ジャバウォックの素顔も明らかになるとかならないとか…!?

ドキドキしながら読み進めたいと思います(//∇//)




第1話
掴みきれなかった  →愛され:4/愛する:4
笑顔がうさんくさかった
王子様みたいだった


第2話
大丈夫ですか!?  →愛され:4/愛する:4
私も戦います!
間に合わなくてすいません

※新密度ミッション


第3話【7/31  2周目結果により追記】
わかった  →愛され:4/愛する:2
努力してみる  →愛され:2/愛する:4
なんでそんなに…  →愛され:4/愛する:4

※彼目線購入可能


第4話【8/1  2周目結果により追記】
はしたなくてごめんなさい  →愛され:4/愛する:2
どうか忘れて  →愛され:2/愛する:4
幻聴では  →愛され:4/愛する:4

※アバターミッション
プレミアム:300魔宝石
ノーマル:150魔宝石or3000リン


第5話【8/2  2周目結果により追記】
エドガー、頑張って  →愛され:4/愛する:4
ゼロ、頑張って
どっちも頑張って  →愛され:4/愛する:2

※彼からの手紙


第6話【8/3  2周目結果により追記】
私もエドガーが好み
本気で言ってる?  →愛され:4/愛する:2
変な好みだね  →愛され:4/愛する:4


第7話【8/5  2周目結果により追記】
本当?→愛され:4/愛する:2
そんなの嘘
そう  →愛され:4/愛する:4

※新密度ミッション


第8話【8/5  2周目結果により追記】
もう十分です  →愛され:4/愛する:2
まだまだ  →愛され:4/愛する:4
低年齢向けで……


第9話【8/6  2周目結果により追記】
見られて困るものでも……  →愛され:4/愛する:4
名誉毀損だよ  →愛され:2/愛する:4
ごめん、もう見ない  →愛され:4/愛する:2


第10話
そう思う
そう思わない  →愛され:4/愛する:4
どちらとも言えない

※アバターミッション
プレミアム:400魔宝石
ノーマル:150魔宝石or4500魔宝石


第11話【8/15  2周目結果により追記】
ごめん
笑わずにはいられないよ  →愛され:2/愛する:4
これでも我慢した方  →愛され:4/愛する:4

※彼からの手紙


第12話【8/16  2周目結果により追記】
笑顔で誤魔化す  →愛され:4/愛する:4
素直に認める  →愛され:4/愛する:2
そんなことないと言い張る  →愛され:2/愛する:4

※新密度ミッション


第13話【8/19  2周目結果により追記】
こっちこそ……
そうだね  →愛され:4/愛する:4
ううん  →愛され:2/愛する:4


第14話
散歩してたの
寝付けなくて……
待ってたの  →愛され:4/愛する:4

※彼目線購入可能


第15話【8/27  2周目結果により追記】
エドガーらしくない  →愛され:4/愛する:2
安心できない
ちゃんと聞いて  →愛され:4/愛する:4

※アバターミッション
プレミアム:500魔宝石
ノーマル:250魔宝石or6000リン


第16話【8/27  2周目結果により追記】
されないよ  →愛され:4/愛する:2
それはどうかな  →愛され:4/愛する:4
やっぱり私は動物枠……?

※好感度114以上で彼からの手紙


第17話
騙されていたなんて……
まさか、そんな……
あるはずないよ  →愛され:4/愛する:4

※新密度ミッション


第18話
優しくしないで  →愛され:4/愛する:4
触らないで
放っておいて


第19話
ルカが言うなら本当だね
優等生ってゼロにも聞いた
昔から動物好きなんだ  →愛され:4/愛する:4


第20話
もう考えたくない
会って真実を確かめたい  →愛され:4/愛する:4
今、何を思ってるの……?

※アバターミッション
プレミアム:600魔宝石
ノーマル:350魔宝石or8500リン


第21話
分身なわけない  →愛され:4/愛する:4
わかっていないのはそっち
エドガーはそれでいいの?


第22話
どうするのが正しかったの
あの時どんな気持ちで……  →愛され:4/愛する:4
もう一度やり直せたら……

※新密度ミッション


第23話
まだだめらいが消えない
勢いよく手を握る  →愛され:2/愛する:4
こわごわ手を重ねる

※好感度164以上で彼からの手紙


第24話
帰るのはやめました
エドガーを愛したからです  →愛され:2/愛する:4
残ったわけじゃありません


第25話
行ってらっしゃい
見てるね、全部 →愛され:4/愛する:4
待ってるからね

※アバターミッション
プレミアム:900魔宝石
ノーマル:500魔宝石or22000リン


第26話
視線を逸らす
声をかける
見つめ続ける  →愛され:4/愛する:4


※√選択


愛する√
意味を尋ねる
ベッドへ向かう  →愛され:4/愛する:2
背を向ける

※彼からの手紙





イケメン王宮 ユーリ続編 攻略メモ (両√完了)

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いよいよ、待ちに待ったユーリ続編配信となりました(*≧∀≦*) 本編で小悪魔執事とクールな騎士の顔を持っていたユーリ、続編では時期国王候補としてどういう顔を見せてくれるのでしょうか(//∇//)♡
楽しみに読み進めます(*^ー^)ノ♪




第1話
前半【7/23 情報提供により追記】
食べちゃうって…  →プリティ:5/ロイヤル:5
ユーリってば…  →プリティ:5/ロイヤル:3
えっ?

後半
素敵だった
私もドキドキした  →プリティ:5/ロイヤル:5
緊張してたの?


第2話
前半
どうしてそれを…
同じこと思い出してたんだね  →プリティ:5/ロイヤル:5
覚えていてくれたの?

※プリンセスチェック
気品2000以上でクリア

後半【7/25 情報提供により追記】
笑顔を作る  →プリティ:3/ロイヤル:5
ユーリを気遣う  →プリティ:5/ロイヤル:5
戸惑う


第3話
前半
ユーリの笑顔  →プリティ:5/ロイヤル:5
祝福してくれたみんなの笑顔
婚姻式の準備

※プリンセスチェック
プレミア:300コイン
ノーマル:100コインor3500ベル

後半
……
今すぐ答えを出さなくても
それでいいの?  →プリティ:5/ロイヤル:5


第4話
前半
一緒に行かせて  →プリティ:5/ロイヤル:5
えっ…
一緒にいいの?

※プリンセスチェック
気品5000以上でクリア

後半【7/27 情報提供により追記】
ユーリはどう思った?  →プリティ:3/ロイヤル:5
驚いたね  →プリティ:5/ロイヤル:5
…なんでもない

※シンデレラ度65以上で手紙

第5話
前半
明るく振る舞う  →プリティ:5/ロイヤル:5
黙ったまま
弱音をこぼす

※プリンセスチェック
プレミア:400コイン
ノーマル:150コインor5000ベル

後半【7/25 情報提供により追記】
否定する  →プリティ:5/ロイヤル:5
言い返す  →プリティ:5/ロイヤル:3
答えない



※√選択




ロイヤル√

第6話
前半【7/25 情報提供により追記】
震える手を握りしめる  →プリティ:5/ロイヤル:3
今さら怖くなる  →プリティ:5/ロイヤル:5
大丈夫と答える  →プリティ:3/ロイヤル:5

※プリンセスチェック
気品9000以上でクリア


《ここより先はコメントにて予め情報提供頂きました。ありがとうございます(*≧∀≦*)》

第6話
後半
落ち着くな
ユーリっぽい→プリティ:5/ロイヤル:5
可愛いな

※シンデレラ度110以上で手紙


第7話
前半
手を重ねる
抱き締める  →プリティ:5/ロイヤル:5
首を横に降る

※プリンセスチェック
プレミア:900コイン
ノーマル:500コインor20000ベル

後半
えっと…
二人きりになりたかった→プリティ:5/ロイヤル:5
そうだね


Another Story ~ロイヤル~
  【7/29 情報提供により追記】

だってそう思ったから  →プリティ:5/ロイヤル:5
それは…
そういう意味じゃ…  →プリティ:5/ロイヤル:3







プリティ√

第6話
前半【7/30 予め情報提供による】
頼もしいな  →プリティ:5/ロイヤル:5
すごいな  →プリティ:3/ロイヤル:5
冷静だな

※プリンセスチェック
気品9000以上でクリア

後半
今すぐ追いかけたい
心は繋がってる  →プリティ:5/ロイヤル:5
早く戻ってきて

※シンデレラ度110以上で手紙


第7話
前半
逢いたかった  →プリティ:5/ロイヤル:5
部屋は見つかった?
伝えたいことがあって

※プリンセスチェック
プレミア:900コイン
ノーマル:500コインor20000ベル

後半【7/31 予め情報提供による】
もういいよ  →プリティ:5/ロイヤル:3
嬉しい  →プリティ:5/ロイヤル:5
恥ずかしい  →プリティ:3/ロイヤル:5


Another Story ~プリティ~

ユーリを見つめ返す  →プリティ:5/ロイヤル:5
考え込んでいる
剣を見ている










・*+*♡Special Thanks♡*+*・

貴重な情報をくださった親切なプリンセスに、心より御礼申し上げます(//∇//)♡

リリスさま♡
マリーさま♡
ヨウルさま♡
yuriさま♡
まかろんさま♡
杏子雨さま♡
**マーリャ*… さま♡
nekoni_naritaiさま♡
ここはさま♡

イケメンヴァンパイア(イケヴァン) レオナルド編攻略メモ(愛するEND終了、2周目)

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第1話
冗談はやめて  →愛され:4/愛する:4
お断りだよ……
知りたくない


第2話【8/23  2周目結果により追記】
……何をするかわかりませんから
狼よりタチが悪いです  →愛され:2/愛する:4
思ってますよ……  →愛され:4/愛する:4

※親密度ミッション
必要親密度100でクリア


第3話
……言ってることの意味がわかりません
どうして勝手に決めてるんですか?
急に何を言い出すんですか?  →愛され:4/愛する:4

※彼目線購入可能


第4話
物騒な響きですね……
嫌なことは言わないでください
なんでしょう……?  →愛され:4/愛する:4


第5話【8/27  2周目結果により追記】
勝手すぎます!  →愛され:4/愛する:2
反応しませんよ……  →愛され:4/愛する:4
聞かなかったことにします  →愛され:2/愛する:4

※好感度30以上で彼からの手紙
 

第6話
レオナルドの肩を叩く
視線を逸らす
じっと睨みつける  →愛され:4/愛する:4


第7話
悪口を言ってただけてす
気のせいだと思います  →愛され:4/愛する:2
告げ口をしていただけです

※親密度ミッション
必要親密度2500以上でクリア


第8話
私は何もしていません  →愛され:4/愛する:2
レオナルドさんもお疲れ様です
力になれたかはわかりませんが……


第9話
本当のことを教えて  →愛され:4/愛する:4
知らないのは嫌
諦めます


第10話
笑わないで
怒りますよ?  →愛され:4/愛する:4
可愛いって言わないで

※アバターミッション
プレミアム:400ダイヤ
ノーマル:200ダイヤor4500


第11話
以後、気をつけます
重かったですよね
大変ご迷惑をおかけしました  →愛され:4/愛する:4


第12話
……頼んでいません  →愛され:2/愛する:4
そういう言い方をしないで
子ども扱いしないで

※親密度ミッション
必要親密度4000以上でクリア


第13話
言いましたね?  →愛され:4/愛する:2
本当に壊しますよ?
元に戻せなくしますよ?


第14話
……困ります
一方的な関係は嫌
その言い方はずるいです  →愛され:4/愛する:4

※彼目線ストーリー購入可


第15話
アーサーが鋭いんだよ  →愛され:4/愛する:2
そんなことはないと思う
そうかな……?

※アバターミッション
プレミアム:500ダイヤ
ノーマル:250ダイヤor6000フロン


第16話
わくわくしています  →愛され:4/愛する:2
緊張していません
任せてください

※好感度114以上で彼からの手紙


第17話
何も知りません……
何が言いたいんですか?  →愛され:4/愛する:2
遠まわしな言い方はやめて

※親密度ミッション
必要親密度7500以上でクリア


第18話
何を言ってるんですか……  →愛され:4/愛する:2
……本当に?
ちゃんと話してください


第19話
どういう意味ですか……
泣きません……
どうしてそんなことがわかるんですか……  →愛され:2/愛する:4

※アバターミッション
プレミアム:600ダイヤ
ノーマル:300ダイヤor8500フロン


第20話
ふぬけていません
……一言余計だよ
余計なことじゃないよ  →愛され:2/愛する:4

※彼目線ストーリー購入可


第21話
名前を呼ぶ
手を伸ばす
逃れようともがく  →愛され:2/愛する:4

※親密度ミッション
必要親密度14000でクリア


第22話
何を言ってるんですか  →愛され:4/愛する:2
……冗談でしょう?
馬鹿なことを言わないで

※好感度158以上で手紙


第23話
レオナルドさん……!  →愛され:4/愛する:4
危険です
来ないでください


第24話
本当に良かった  →愛され:4/愛する:4
……また話せて良かった
……やっと息がつけました

※アバターミッション
プレミアム:900ダイヤ
ノーマル:22000フロンor450ダイヤ


第25話
カーテンに隠れようとする  →愛され:2/愛する:4
その場にしゃがみ込む
その場に立ち尽くす


愛するEND
何度も塞いでるくせに
塞いでもいいですよ
黙る  →愛され:2/愛する:4

※好感度180以上で手紙
※彼目線ストーリー購入可



イケメン戦国(イケ戦) 石田三成 本編 攻略メモ

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三成くん、本編配信おめでとうございます(*^▽^*)

昨晩日付が変わってから、お祝いがてらSSをpixivの方にUPしました。


こちらは、Twitterではお友達の杏ちゃんと
#イケ戦アロマ 
タグで、シリーズ化目論んでます♪



さて、本編ではピュアで天然気味な三成くんが、どのように♂になっちゃうのか…ドキドキしながら読み進めたいですね(*≧∀≦*)




第一話
前半
こんなのおかしい  →幸福:4/情熱:2
落ちついて  →幸福:2/情熱:4
人違いだよ  →幸福:4/情熱:4

※恋の試練
必要姫度100以上でクリア

後半
出しちゃおうかな
どうして?  →幸福:2/情熱:4
覚えておくね  →幸福:4/情熱:2


第二話
前半
そんなことより  →幸福:2/情熱:4
わからないよ
そういう本がある  →幸福:4/情熱:4

後半
学校のお習字を…
ジェネレーションギャップ…  →幸福:4/情熱:4
パソコンがあれば…  →幸福:2/情熱:4

※恋の試練
プレミア 300コイン
ノーマル 150コインor3500両


第三話
前半
お手柔らかに…
三成先生…  →幸福:4/情熱:4
緊張しちゃうな…





祝☆王宮5周年

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~・~・~・~・~・~・~・~



ウィスタリアのプリンセス、シャウラがシュタイン王妃として正式に認められ、婚姻式に向けて準備を始めつつあったある日…、シドの来訪を聞いたゼノは、執務室に通すように告げた。

「よう、ゼノ」

「先日は世話になったな」

「あの件は報酬を貰ってやったことだ。礼は要らねえよ」

いつもの調子で答えるシドだったが、その表情が何処か冴えないのをゼノは見逃さなかった。

「お前から自発的に訪ねてくるのは珍しいな。…何かあったのか?」

「ああ。別件で、このところリベル国周辺に出入りしてたんだが…どうもきな臭い動きがあるようだ」

「……」

ゼノは真っ直ぐにシドを見つめる。両隣に控えているアルバートとユーリは驚いたように息を飲んだ。

「王妃を選ぶ投票での票数操作問題が収まったというのに、またリベル国絡みですか?」

アルバートは眼鏡を押し上げながら苦々しそうにこぼす。

「…っていうかな、どうやらあちらさんの中ではまだ収まってなかったみてえだ」

「どういうこと…?リベル国王には一部のシュタイン官僚の陰謀だったって伝えて、きちんとお詫びした筈でしょ?」

ユーリも思わず口を挟んだ。

「確かに伝えてはいるが、…票操作の交渉の時に書面こそ残さなかったものの、シュタイン官僚がゼノの密使であると自称していたらしくてな」

「…なっ…!」

「リベル国王はかなり信憑性のある話だと思い込んで、娘をシュタイン王妃に出来ると、喜んで周囲に漏らしちまってたらしい。そのせいで、表面上は納得して収まったかに見えたが…まだ国内に燻りがあるみてえだな」

「…なるほどな。シド、報せてくれて礼を言う」

「ああ。…乗りかかった舟だから気になっただけだ」



シドが出ていった後、執務室にはゼノとアルバートとユーリが残された。しばしの沈黙の後、アルバートが静寂を破る。

「…ゼノ様、先程の話…プリンセスにお伝えしますか…?」

「いや…ひとまずは内密にしておく。…もし必要があれば、俺から伝えるとしよう」

「…了解いたしました」

アルバートとユーリは、共に一度深く頷きながらゼノの言葉に同意した。


*・*・*


「ゼノ様、失礼します」

シドが訪れてから十数日経ったある日、アルバートが執務室に現れた。

「何があった?」

いつもは努めて冷静なアルバートにしては珍しく焦った様子が滲んでいたため、ゼノは緊急事態が起きたことをすぐに理解する。

「国境付近で複数の盗賊団が徒党を組んで反乱を起こし、周辺で略奪行為を行っていると、辺境警備の騎士団より早馬で報せが入りました」

「…場所は?」

「…リベル国との国境付近です」

「そうか…。辺境の自警団と常駐の騎士団だけでは人手が足りないだろう。アル、援軍を率いて、鎮圧に当たってくれるか」

ちょうどその時、ユーリも執務室に入ってきた。

「ゼノ様…、これを!」

ユーリは手に掲げた封書をひらひらと振る。

「…ったく、大事な話の途中だというのに、お前というやつは…」

眼鏡を中指で押し上げながら、苦々しげに呟くアルバートを尻目に、ユーリはゼノに向かって告げる。

「こっちも大事な用なんです。これ…この封書、シャウラ様宛に親展で届いてるんですけど…リベル国からなんです!」

「…なっ…!」

その封書には、まぎれもなくリベル国の封蝋が施してあった。

「さっきシャウラ様と一緒に開けてみたんだけど、来週に各国の王妃やプリンセスや上流貴族のマダムや令嬢を招いて、懇親会を行うという内容で、その招待状でした」

「……そうか」

ゼノは、窓の外に視線を移し…ひとつ小さく息を吐いた。


*・*・*


「…シャウラ、起きているか…?」

その日の深夜、ゼノは自室に戻ってから隣室のドアを叩いた。日付も変わろうという、いつもなら声をかけるのを遠慮するような時間だったが、隣室からはすぐにパタパタという音が聞こえ…ドアが開く。

「ゼノ様…珍しいですね、こんな時間に」

「ああ…夜分にすまないな」

「…っ…いいえ、最近特にお忙しそうでなかなかお会い出来ないので…嬉しいです」

そう言いながら、シャウラはゼノを見上げ、僅かに頬を染めながら微笑んだ。

「お前も…こんな時間まで起きていたのか…?」

ゼノはベッドの脇にあるテーブルに、本が開いた状態で伏せてあることに気付く。

「…熱心だな。勉強していたのか…?」

シャウラは、ほんの少しだけ視線を彷徨わせた後、静かに話し始める。

「…社交界のマナーの復習をしていたんです。ウィスタリアにいた頃にも座学で習ったのですが…実際には女性ばかりが集まるサロンに参加したことが無かったので…」

「…ユーリから、招待状の件は聞いている。お前は参加したいのか?」

シャウラは口元をキュッと結び、ひと呼吸置いた後、口を開いた。

「正式にシュタイン王妃になれることが決まってから、初めて大勢の方々の前に顔を出す機会です。周りからも当然そういう視点で評価されてしまうと思います」

「…それでも参加するのか」

「はい。…だからこそ、シュタイン王妃になる者として恥じないよう…しっかりと務めて来たいと思います」

ゼノは真剣な眼差しでゆっくりと頷いた後、微かにに笑みを浮かべ…優しい手つきでシャウラの長い髪を撫でる。

「…お前なら、そう言うと思っていた」

そうして…そっとシャウラの唇に口づけた。触れ合うだけのキス。一瞬離れたけれど、互いに名残惜しくて…もう一度重ね合う。

「…っ…」

やがて微かに水音を立てて…ゆっくりと離れた。

「お前に会えて喜ばしく思っているのは、俺も同じだったようだ」

「…っ、ゼノ様…」

悪戯心を滲ませたようなゼノの笑顔を見て、シャウラはまた頬を染める。

「お前と共に眠りたいのは山々だが…最近お前も根を詰めているようだ。今日はゆっくり休め」

シャウラも名残惜しく思っていたけれど、ゼノの気遣いを想って、頷いた。

「はい…おやすみなさい、ゼノ様…」

「ああ」

ゼノはシャウラの髪をひと掬いして、口づけた後、扉の奥に消えていった。

(…愛するゼノ様に恥じないよう、頑張ろう)

シャウラは再び決意したのだった…。


*・*・*


一週間程経ったある日の午後、シュタイン城下でならず者同士の小競合いがきっかけで、市民を巻き込む暴動に発展するという事件が起きた。

報告を受けたゼノは、ユーリを呼び寄せる。

「ゼノ様…城下の暴動の件ですよね」

「ああ。いつもならアルに頼むところだが…生憎今は辺境警備のため遠征しているからな。ユーリ、お前に城下の鎮圧を頼めるか」

「勿論です!お任せください」

ユーリは表情を引き締めて一礼した後、退室していった。ゼノはユーリが出ていった後も思案顔でしばらく扉を見つめていた…。


*・*・*


翌朝、シャウラがリベル国に経つので、馬車を用意し、ゼノも見送る。

「シャウラ、すまないな。本当はいつものようにユーリを共に行かせるつもりだったが、急遽予定が変わってしまった」

「いいえ。シュタインの大事ですので…仕方ありません。私こそ、こんな時に国を空けて申し訳ありません…」

「いや…お前の務めも国としては大事なことだ。頼んだぞ」

「はい。お土産話が沢山出来るように、ちゃんと交流してきますね」

ゼノはシャウラの左頬に触れ…反対の頬に口づけた。

「…っ…ゼノ様…!」

「まじないだ。お前にいつでも幸運が降り注ぐようにな」

シャウラは笑顔のまま馬車に乗り込み、ゼノも馬車が見えなくなるまで見送った。



(…さて、果たして偶然か、否か)

自分の両腕とも言えるアルバートとユーリが不在で、更に最愛のシャウラまで離れているというのは普通なら起こり得ない事態だ。

執務に支障は無い。アルの存在が大きいことは確かだが、ゼノ自身で完璧にこなすことは可能だ。

(疑念が確信に変われば…動けるのだが…)

国王としての決裁が必要な書類を次々と繰りながら、可否を書き込んでいく。考え事をしていたにも関わらず、むしろ思考が研ぎ澄まされているため、いつもより執務が捗る。

そこに、来客の知らせが入った。

「ゼノ様、約束は無いとのことですが、ハルナイト大公がお見えです」

「…通してくれ」



程なくして、レイヴィスが現れた。

「ゼノ様、ご無沙汰しております」

「レイヴィス…久しいな。…わざわざ顔を出すとは何かあったか?」

「いえ、所用で近くまで来たので寄ったまでです。…ゼノ様は、来週のリベル国での懇親会には参加されるのですか?」

「……いや、そんな話は聞いていないが」

「…え…?リベル国近隣諸国の王族や有力貴族を招いて舞踏会を開くと…」

「…その招待状は、いつ頃届いた?」

「かれこれ10日近くは経ちますね」

「どうやら…差し替えられたようだ」

「…どういうことです?」

「ここに届いたのは、シャウラ宛の女性ばかり集める懇親会の案内だった」

「…その日程は…?」

「明日だ。シャウラは…もう経った」

「ゼノ様、確信がないので先程までお話するのを迷っていましたが、リベル国のよくない話を耳にしました」

「…やはりか」

「ええ。王妃候補を決めた時の不正票の取引が白紙になった件、リベル国王は了承して今まで通りシュタインと国交を続けたい意向のようですが…国王補佐に就いてる腹違いの弟が、国王に内密で強行策を取り、あわよくば実権交代を目論んでいるようです」

「…なるほどな」

ゼノの左瞳の奥が妖しく光った。

(自国に恥をかかせたシュタインへの報復を目論んでいるのかと思っていたが…自国のクーデターが真の目的だったか…)

「失策の罪を国王に着せる気か」

「…あり得るかと」

ゼノは立ち上がる。

「悪いが出掛ける。折角寄ってくれたのに中座してすまないな…」

「いえ、時間があるから寄ったのです。俺も行きます」

「夜警団を率いるお前がいるのは心強いな。…目立つのは避けたい。お前も着替えろ」


*・*・*


三十分も経たないうちに、ゼノとレイヴィスは馬上の人となっていた。

「流石に…国王と大公の服のまま騎馬で駆けるわけにはいきませんよね」

「ああ…マントは実戦には不向きだ」

身軽な服に着替えたゼノとレイヴィスは他愛ない会話をしているようだが、二人共愛馬で全速力で駆けている。敢えて口には出さないが、共に最悪の事態を想定していた。

虚偽の招待状で誘き出したシャウラを襲い、その罪を国王に着せる。軍事国家であるシュタインを敵に回さずに怒りを沈めるには、国王の引責しかない。息子を持たない現リベル国王の後釜に収まるのは…ナンバー2の腹違いの弟…になるだろう。

「…間に合いますか?」

「シャウラが出て、お前が来るまで二時間は経っていなかった。馬車が通れる道は限られている。馬ならば…追いつける筈だ」


*・*・*


その頃、少し遅めの昼食を摂るため、シャウラは同行の騎士に湖畔近くで馬車を停めて貰った。

(この辺りは景色がいいから、休憩にはピッタリだな)

敷物代わりに大判の布を広げ、サンドイッチが入ったバスケットを置く。そこで、馬車の中に忘れ物をしたことに気付いた。

(あ、護衛についてくれている騎士の方々への差し入れとして、焼き菓子を持ってきたんだった…)

護衛の騎士達は、停車した馬車の付近と昼食を摂る湖畔付近に、数名ずつ控えてくれている。折角だから差し入れを休憩時間に配ろうと、馬車が停めてある場所に戻ろうとした時…男達が騒ぐ声が聴こえて来た。

(…え…?もしかして…何かあった…?)

急ぎ足で馬車の方へ向かおうとした時…脇の木々の茂みから見慣れぬ男達が飛び出して来た。

「お前がウィスタリアのプリンセス…いや、シュタイン王妃だな?」

「…っ…!?」


*・*・*


ゼノとレイヴィスは、途中しばらく近道を経由して馬を駆り続け、やがて幹線道路に戻った。…すると、出来て間もない馬車の通った形跡とその上に幾つかの蹄鉄の跡があった。

「これは…」

「ああ、シャウラの乗った馬車の跡かもしれないな」

「前後に騎士の護衛がつくから、その可能性が高いですね」

「…急ぐぞ」

「はい」



間もなくして、右手に時折湖が見えて来た。

「この辺りは湖の景勝地…プリンセスも立ち寄った可能性がありますね」

レイヴィスが言うや否や―、前方から土煙が上がっているのが見えてくる。停車している馬車も確認出来た。そして…その周りでは男達が怒号を上げていた―。

「…っ…ゼノ様、あそこは俺が加勢します」

レイヴィスは速度を緩めずに腰元からサーベルを抜き取り、喧騒の中に斬り込んでいく。

「ああ、頼んだ」



ゼノは馬首を右手に向けて湖畔を目指す。すぐに、悲鳴と怒号が聞こえ―…男達に羽交い締めにされているシャウラの姿が眼に飛び込んで来た。

(…っ…シャウラ…!)

一瞬で血が沸き立つような怒りを覚えたが、思考はそれに反して驚くほど醒めている。目にも止まらぬ速さで剣を抜き取ると、シャウラに刃物を向けようとしていた男を馬上から一瞬で斬り伏せた。

「っ、なんだ、まだ騎士が潜んでたのか!」

シュタインの騎士服に身を包んだゼノは、馬から飛び降りると、素早く状況を確認する。

(1、2、3、4、5、6…残りは六人か…)

シャウラの方に一瞬視線をやると緊張した面持ちで顔が強ばっている。

(早々にカタをつけねばな…)

その時…横から風が凪いでゼノの前髪を吹き上げた。

「……え?」

「眼帯…?ま、まさか……」

その時、シャウラを捕らえているリーダー格の男が乾いた笑いをもらした。

「まさか…シュタイン騎士かと思えば…国王直々にお出ましとは」

「シュタインの主力騎士は、他の現場に割かれてるって話は本当だったのか」

「いつも騎士共に守られてる国王に何が出来る…?かかれっ!」

リーダーの号令と共に、手前にいた数名の男が斬りかかってくる。ゼノも怯むことなく前方に躍り出ると、上着の裾を翻しながら、まるでワルツを舞うかのような優雅さで―…瞬く間に三人を倒した。

「…確かに我がシュタインの騎士達は有能な者が多いが」

ゼノは地面を蹴り、リーダーの近くにいる男の鳩尾を刀の鞘で突いて倒し、もう一人は致命傷にならない程度に斬り伏せた。

「仮にも軍事国家と呼ばれる国の王が剣技も使えねば…示しがつかないだろう?」






賊が言いかけたその時




今までの一瞬の出来事を身動ぎもせずに見つめていたシャウラも、ようやく事態を飲み込んだ。

「…っ…ゼノ様…!」

驚きで怯んだ敵の腕をすり抜けて、シャウラがゼノの元に駆け寄る。ゼノは片手でシャウラを抱き締めた後、すぐに背後に庇った。

「シャウラ、怖い思いをさせてすまなかった」

「…っ…いいえ、ゼノ様が来てくださいましたから…っ」

「すぐに終わらせる。下がっていろ…」

「…はい…!」


ゼノは残された二人の男と対峙する。

「…まさか国王自らお出ましとはな…!」































「ああ…確かに、普段は有能な部下がいるからな」


「仮にも、他国から“謎の軍事大国”と畏怖されているこのシュタイン国の頭が腑抜けでは、示しがつかないだろう?

イケメン革命(イケレボ)ルカ=クレメンス 本編 攻略メモ

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ついに、黒のジャックでヨナの弟でピュアっピュアなルカの本編が配信になりました(*≧∀≦*)
ルカは声が高すぎないのも好きだし、イベシナリオも良かったので気になる存在♪
楽しみに読み進めていきます(//∇//)♡



第1話
わからない
大丈夫……  →愛され:4/愛する:4
それどころじゃ…

《イケメン戦国 石田三成BD SS》“蕩け合う想ひ”

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今日はイケメン戦国、三成くんのお誕生日です!三成くん、おめでとう(*^▽^)/★*☆♪

三成くんは、本編を読んでかなり好きになりました(//∇//) 天然天使なだけかと思えば、男らしかったり、無意識にヤキモチ妬いたり、そうかと思えばグイグイ攻めてくる男らしい面もあり…かなりトキメキました♡

実は、本編配信祝いとして三成君のお話は書いていました。Twitterでフォロワさんと“イケ戦アロマ”というタグをつけて上げています。


今回のお話はこれの続編となります。
↑を先に読むと分かりやすいかとは思いますが、単品でも成り立つように書いたつもりではあります(;^_^A






~・~・~・~・~・~・~・~
“蕩け合う想ひ”



「詩織、貴様もこちらに来て飲むがよい」

信長様に呼ばれて近寄ると、そこには秀吉さん、家康、三成君の姿があった。

「この度は皆無事で、本当に良かったです」

そう言いながらお酌をしていると、信長様にお猪口を持たされ、そこに秀吉さんが清酒を注いでくれる。

「酌はよいから、貴様も飲め」

「はい…では頂きます」

ほんのりと甘い香りが漂う日本酒を飲み干す。やや辛口だけど、飲みやすい美味しいお酒だ。
今宵は、とある大名が起こした反乱を、三成君が指揮を取って見事に鎮めて来たので、その祝賀会が開かれていた。

「それにしても、三成もすっかり名を上げたな」

秀吉さんが嬉しそうに言う。そこに通りかかった政宗がからかい混じりに話に入ってくる。

「それもこれも詩織のおかげだろ」

「…えっ、私は何も」

「内助の功というヤツか」

…光秀さんまで話に入ってきた。そんな、と否定しようとした所…

「そうなんです。詩織様が私の帰りを待っていてくださると思うと、持ってる以上の力を発揮できる気がするのです」

三成君はあっさり肯定してしまう。

「臆面もなく…恥ずかしいヤツ」

家康が苦虫を噛み潰したように言う。

「家康、お前も女の一人でも作ったらもっと強くなるかもしれないぞ」

「そうだ、お前も素直になれ」 

「…ほっといてください」

秀吉さんの真面目なアドバイスと政宗のヤジに、家康はそっぽを向いてしまった。

その後もいつものように皆でわいわい騒いでいるのを、時折お酌をしたり会話に参加しながら見守っていると…少し離れた所に座っていた三成君が近づいてきて、声をひそめて尋ねられた。

「…あの、詩織様」

「三成君、どうしたの…?」

「随分お顔が赤いようです。かなり飲まれたのでは…?」

「えっほんと?そんなに飲んではいないんだけど、確かに…ちょっと暑い気はする…」

「少し外の空気に当たって、お部屋で休まれた方がよろしいのでは?」

三成君が信長様と秀吉さんに声を掛けて、私の退室許可を取ってくれたので、二人で宴席から離れることにした…。


*・*・*


顔が赤らんだ私を心配して、三成君は部屋まで付き添ってくれた。

部屋の襖を開けると、室内にはいつものように南国の花が仄かに甘く薫っている。それは数ヶ月前に信長様から譲り受けた、南蛮交易によりもたらされた鉢植えのイランイランの香りだった。

「…この香り…以前囲碁をお教えするために伺った時も…」

三成君はそう言いかけて、口をつぐむ。

(……あの時は…!)

そう、その時は三成君に囲碁を教えて貰いながらの対局中に、私がうっかり寝てしまい…しかも握り締めたままだった碁石を取ろうとしてくれた三成君の手を握ったまま、朝まで眠ってしまったのだった…。

(…今思い出しても、恥ずかしい…!)

「あ…、先にお布団を敷いてしまいましょうか」

三成君もあの時のことを思い出したのか、照れ隠しのようにそそくさと私を休ませるために布団を広げてくれる。私が手伝おうとすると、“休んでいてください”と制された。褥の準備が整うと三成君がこちらを向いて問うた。

「詩織様、大丈夫ですか…?」

「うん…人の熱気で少し暑くなっちゃったみたいだけど、お酒で酔った訳じゃないから平気だよ」

三成君は私の手を引いて、褥に座らせると、自分は少し離れた畳の上に腰を下ろす。

「それなら良かったです」

そう言って微笑む、その優しさに、逆に申し訳ない気持ちになる。

「それより、今夜は三成君が主役だったのに、席外させちゃってごめんね…」

私が頭を下げると、ポン…と優しい手が頭に触れた。

「…詩織様、どうか顔を上げてください」

僅かに切実さの篭る響きを持った三成君の声音に、ゆっくりと…顔を上げると、真っ直ぐに私を見つめる瞳があった。

「詩織様を連れ出したのは、私が…貴女を」

そこまで言うと、三成君は一瞬…瞳を逸らして、右手で自分の髪を少し乱す。

「……?」

続きが気になって私が見上げると、三成君は僅かに腰を浮かせ、両手を伸ばして…グッと私の肩を引き寄せた。

「私が、仄かに上気した貴女を…他の男性の目に触れさせたくなかっただけです」

「…っ…」

ぎゅっと…抱き締められて、鼓動が加速していく。

(…っ…そんなこと思ってくれたんだ)

三成君を困らせたことを申し訳なく思いつつも、その気持ちが嬉しくて、背中にそっと手を回す。すると、私の肩を抱いていた三成君の手が少し緩んで…

「…不思議です」

「……?」

「この香り、以前この部屋に来た時は安らいだのに…」

「…三成君…?」

「今は…心を掻き乱されるような心地です」

「……っ…」


この香り、この花がイランイランだと、譲ってくれた日から数日後に信長様が教えてくれた。花に見覚えが無いのに、香りを懐かしく感じたのは…まだ現代で暮らしていた頃に少しだけアロマテラピーを嗜んでいたからだった。

イランイランの効能は確か―…

“鎮静”と“高揚”

一見相反する二つの作用のバランスを取る。他にもいくつか効果はあるけれど、特に珍しいのは―…



三成くんが不思議だと言ったイランイランの香りに思いを巡らせていると…三成くんの両手が頬に触れ、そっと口づけられた。

「詩織様…愛しています」

口づけの合間に囁かれる真っ直ぐな言葉に、堪らない気持ちになる。

「…っ…三成くん…」

最初は繰り返し触れるだけだったキスが、次第に深いものに変わっていく。息の吸い方も忘れてしまうような激しい接吻の合間で、やっとの思いで深く吸い込むと…呼吸に混じって甘いイランイランの香りが鼻腔を通り抜けた。

(……本当だ)

あの時は、眠気を誘うリラックス出来る香りだと思ったのに、今は全然違う。三成君を好きな気持ちが膨れ上がって、溢れて―…もう抑えられそうにない。三成君も同じ気持ちでいてくれてるのか、余裕の無い表情で問いかけて来た。

「詩織様、貴方に…触れても良いですか」

「そんなの…」

恥ずかしいのを我慢して、私は三成君にしがみつきながら、耳元で囁く。

「…いいに決まってるよ」


着物の襟と裾を乱され、三成君の綺麗な手が私の身体を滑る。触れられる度、口づけられる度に、吐息を溢してしまう。

「…っ…三成く…ん」

「詩織さま…」

「…ずるいよ……」

「え?」

「だって…弱いとこばっかり……」

「それは当然です―…」

そう言いながら、三成君は手を休めてはくれない。

「こうして肌を重ねる度に…反応を見ながら、詩織様のいい所を記憶していますから」

「……っ…!」

「記憶力には割と自信があるんです」

「…三成君のいじわる…っ…」


こうして、官能的な甘い香りの中で…私は夜更けまで三成君に弱点を暴かれ続けた―…。




~・~・~・~・~・~・~・~




お付き合いくださって、ありがとうございました(//∇//)

最後の2~3個の台詞を三成君に言わせたいがために書いたと言っても過言ではないお話(;^_^A
大真面目に大胆なことをいう三成君も大好物♡

ちなみに、イランイランの有名な作用は“催淫作用”です♪(/ω\*)


三成君、素敵なお誕生日を過ごしてね♪






《100プリ ジルSS》“No Time Limit”

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今日はジルのお誕生日、おめでとうございます(*^▽^*)


8月に職場が遠方に移転してから、保育園開いたと同時に預けて、19時過ぎに迎えに行く日々になってしまい…テーブルに座って時間を取らないといけないお絵描きは殆ど出来なくなってしまいました(;つД`)

SSは隙間時間でなんとか…と思い、今回は初めてジルのSSにチャレンジです。


100プリについては、しばらくイベのお知らせが無い中―…



バースデーシナリオとイベントガチャ停止というお知らせが出て、夜曲を彷彿として胸が痛みましたが、イベントは今後もあるみたいで良かったです。


そういったこともあり、しばらくは100プリ応援のためにも、今まであまり書いたことの無かった、100プリの二次創作にチャレンジしてみる気になりました。


背景はフリー素材とIbisPaintで作成し、SSと一体化した作品になるように意識しました。








タイトルの“No Time Limit”は時間制限無しの意味です。100プリジルといえば、時計塔のイメージがすごく強くて。

100プリのジル√は、配信直後に2√読んだキリなので、うろ覚えな部分もありますが…王宮よりも病気の部分がクローズアップされていた気がしました。

ジルの心の中での独白、という設定で、喋っている訳ではないので、丁寧語にしなかったら、ちょっと違和感…(;^_^A
どうかご容赦ください。





ちなみに、イケシリの新シリーズ、イケメンヴァンパイアの謎多きヤンデレキャラ、ウィリアム=シェイクスピアも同日にお誕生日だそうで、おめでとうございます✨








イケメンヴァンパイア(イケヴァン) アーサー=コナンドイル 本編 攻略メモ

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イケヴァンいち、エロチャラいアーサーの本編、ついに配信となりました(//∇//) 一見軽薄そうな表の顔の裏に何があるのか…?
楽しみに読み進めていきます☆




第1話
嘘でしょ……  →愛され:4/愛する:4
本当なの…?
言葉を失う


第2話
……今、そんな話してない
馬鹿なこと言わないで  →愛され:2/愛する:4
攻められるよりは

※新密度ミッション


第3話
延長線上じゃありません……!
意味がよく分からないのですが……  →愛され:4/愛する:2
……いちゃいちゃって


第4話
ちょっと待って  →愛され:4/愛する:2
探偵ごっこなんてやらない
意味がわからないんだけど!

※アバターミッション
プレミアム 300ダイヤ
ノーマル 150ダイヤor3000フロン


第5話
何も言わない
今は答えられない  →愛され:4/愛する:4
そんなことありません

※好感度30以上で手紙


第6話
脛(すね)を蹴る
寝ている顔に落書きをする
咬みつく  →愛され:4/愛する:4


第7話
……秘密
思っていません  →愛され:2/愛する:4
……少しだけ

※好感度ミッション


第8話
確かに……
誤魔化さないでよ  →愛され:4/愛する:2
納得いかない

※彼目線購入可能


第9話
逃げないよ  →愛され:4/愛する:4
仰せのままに
迅速に逃げる

スイートルームの眠り姫 立花薫 続編 攻略メモ

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眠り姫は、リリースと同時に始めましたが、その最初のお相手は薫さんでした(//∇//) たっぷりの色香の持ち主なのに、案外一途な姿が素敵だった薫さん♡ 続編も気になります!





第1話
前半【11/26 情報提供により追記】
そんなことないですよ  →スイート:5/ラブリー:5
かっこ悪くても好き
むしろ嬉しい  →スイート:3/ラブリー:5

後半
髪型だけですか?
薫さんの好みかと思ったんです
ほんとはもっと上手に…  →スイート:5/ラブリー:3


第2話
前半
きっとうまくいきます  →スイート:5/ラブリー:3
伝わるといいですね
私も協力します

※セレブリティミッション
セレブ度2500以上でクリア

後半
薫を気遣う  →スイート:5/ラブリー:3
弟子を励ます
まだ様子を見守る

※ハピネス度30以上で手紙


第3話
前半
イルカショーが見たいです  →スイート:3/ラブリー:5
薫さんの好きなところ
二人ならどこででも

※セレブリティミッション
プレミアム 300コイン
ノーマル 100コインor3500リッチ

後半
確かに…
でもそれは仕方がない
どんな薫さんも素敵  →スイート:3/ラブリー:3


第4話
前半
星なんですよ  →スイート:3/ラブリー:5
愛情たっぷりですよ
それ、当たりですよ!

※セレブリティミッション
セレブ度7000以上でクリア


















・*+・*♡Special Thanks♡*・+*・

貴重な攻略情報をくださった、親切なお姫様に、心より感謝申し上げます♡

えみりぃ様

《100プリ ゼノ様BD2017》“The Starry Night of Stein”

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ゼノ様、遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます(///∇///)♡



ゼノ様セット…バッチリ購入しちゃいました(//∇//) 髪アバだけはあえて使ってませんが…(;^_^A
髪だけはゼノ様とお揃いにするよりも、本編プレミアの髪アバに近い方が好みです♪



100プリの方はこんなアバターで楽しんでます(*^^*) 100プリの方はゼノ様に星のイメージの他に雪のイメージもある気がします(*^^*) 過去イベでシュタインは雪が降るイメージついたからかも。


さてさて、今年は100プリ応援の意味も込めて、初めて100プリゼノ様のお話を書いてみました。誕生日付近のお話を想定していたけれど、詰め込みすぎになりそうで当日設定は避けました。

一ヶ月前には着想していたのに、なかなか書き出す時間が取れずに結局ギリギリに(;>_<;)
本当はお絵描きもしたかったけど、無理でした…。しばらくゼノ様を描いていないので近いうちに描きたい…な(;・∀・)

では、お話…どうかお付き合いくださいませ。



~・~・~・~・~・~・~・~
“The Starry Night of Steins ”



「あの…ゼノ様…!」

二人きりでの会食中に、ウィスタリアのプリンセスであるセイラが、意を決したように口を開いた。

「…どうした…?」

つい先程まで談笑していたのに、しばらくワインをゆっくり傾けながら黙っていたかと思ったら、今度は思い詰めた表情で問いかけてくる…。セイラの表情の変化に豊んだところは、日頃から好ましく思っているが、それにしても今日はいつもの様子と違うようだ。

話し出すのをゆっくりと待っていると、言葉を選びながら、セイラはぽつぽつと言葉を紡ぎ始めた。

「…実は…ずっと前からお願いしたいことがあったのですが、……それがゼノ様にとって…」

そこまで言って唇を噛んだセイラを見て、下唇を傷つけてはいけないと思い…―手を伸ばして親指でそっと唇をなぞる。

「焦る必要はない。ゆっくりで良い…お前の言葉を聞かせて欲しい」

「…っ……はい」

セイラは再び、その艶やかな唇を開いて語り出した。

「ゼノ様が育ったお部屋を…見てみたいのです」

「……幽閉塔をか…?」

「…すいません…やっぱりいいです…!」

「いや、…続けてくれ」

「…っ…ゼノ様がもし…嫌なお気持ちになるのだとしたら、本意じゃないんです。…でも、ゼノ様のことをもっと…深く知りたいというのも正直な気持ちで…」

セイラは俯いて、膝の上で固く手を握っている。今度は爪で手の平を傷つけるのではないかと思い、セイラの拳の上に手を重ねると、グローブ越しに緊張と温もりが伝わって来た。

「構わない。だが…実は、俺もあの部屋を出てからというもの、一度も足を踏み入れたことがない」

「…そうなんですか…?それって……」

セイラが口にするのを躊躇った言葉が手に取るように分かる。

“やっぱり辛い記憶だからじゃないですか?”

果たしてそうなのだろうか…。そうだとも言えるし、違うとも言える。しかし、厳密に言うならば―…

「……少し、違うな」

「……?」

あの部屋の記憶を辿ろうとすると、いつも…その手前で“あの光景”が立ちはだかって邪魔をする。ほんの僅かの間、瞳を閉じてセピア色の景色が脳裏から霧散するのを待つと―…、ふっとある記憶だけがフラッシュバックするように思い出された。

「…次にお前がシュタインに来られるのは、12月の上旬だったか…?」

「はい」

「では、その時に共に入るか…あの部屋に」


*・*・*


セイラは現在、シュタイン王妃候補として大半はシュタインに身を置いている。とはいえ、元ウィスタリアの期間限定のプリンセスであったこともあり、両国の親善大使も務めているため、未だにウィスタリアで過ごすことも多い。

(そろそろセイラが到着する頃か…)


シュタイン城の北西側に位置する塔の姿をした別館…それがかつての“幽閉塔”だった。先日セイラに伝えた通り、あの日以来自ら足を踏み入れたことはまだ無い。なけなしの家具や備品は当時のまま残してあり、年に数回は使用人に掃除を依頼していた。

その時―…執務室のドアがノックされた。

「ゼノ様、失礼します」

ドアを開けて、一礼しながら入ってきたのはアルバートだった。

「プリンセスが到着したのか?」

「はい」

アルバートが眼鏡を押し上げながらドアの方を振り返ると、ひょいっとセイラが顔を覗かせる。

「ゼノ様、ただ今戻りました」

そう言いながら笑顔を見せるセイラを見て、セイラの帰る場所がシュタインになった事実を改めて再確認し、自然と頬が緩む。

「ああ、お前の帰りを待っていた。長旅で疲れただろう。まず部屋で休んではどうだ」

「疲れてはいませんが、先に荷物だけ部屋に置きに行かせて頂きますね」

「ああ。その後夕食を取ってから…約束したものを見に行くとしよう」

セイラは一瞬ハッとしたような表情を見せた後、引き締めた顔で頷くと、執務室を出ていった。

「ゼノ様…」

残されたアルバートが呟く。

「どうした?」

「いえ…その、あのような約束をして良かったのですか?」

「……」

「今まで、ゼノ様があそこに立ち入らなかったのには、事情があるのでは…?」

「……確かめたいことがある」

「…ゼノ様…?」


セイラと初めて出会った冬も含めると、もう四度目の冬となる。そしてこの先も勿論、セイラと離れるつもりはない。

(きっと、良い契機なのだ―…)


*・*・*


幽閉塔への入口は二つある。

一つは城の内部の二階から細い渡り廊下を通った先にある鉄の扉。もう一つは、一階の外から直接入ることの出来る扉だ。

城から通じるドアの方には、鎖状の鍵が幾重にもかけられており、長い年月を経て錆びた錠前は易々とは開けられない状態になっていた。

一方、外から入ることの出来る扉は、当時も通用口として使用されていた。尤も、常に見張り番が立っており、出入り出来るのはアルバートをはじめ、ごく限られた人間だけだったが。


夕食後、セイラを連れて城の外に出て、城の周りを西回りに廻って、城壁沿いに歩いていく。空には月がなく、暗い夜だった。

「セイラ、ここは足下が悪い。…―手を」

ゼノが手を差し出すと、セイラが手を載せた。

「ゼノ様、ありがとうございます」


やがて、塔の入り口が見えてきて―…ついに扉の前に立つ。コートの内ポケットから、鍵を取り出した。

「…ゼノ様、本当に良いのですか…?」

「ああ。いつかは戻って来なければならないと思っていた」

「……」

「…そんな顔をするな。ここで今隣に立っているのが、お前で良かったと思っている」

城から持ち出した鍵で、扉を開けると、螺旋状の階段が見えた。その瞬間…まるで強い向かい風を受けるように、あの日、あの時の光景が脳裏に甦って来た―…。


*・*・*


前国王崩御の知らせと共に軟禁を解かれると、直ぐ様螺旋階段を駆け降り―…城の外に出た。そこに広がっていたのは、荒廃した街並み、そして疫病に苦しむ人々。それは、伝聞により聞き知って想像していた状況よりも、はるかに酷いものだった。

それからというもの、それまでの自分の無力さと何も出来ずに囚われていた過去を呪いながら、ひたすらに現状を少しでも改善させるために奔走する日々だった―…。


*・*・*


(…やはりか)

予想はしていたが、やはりどうしても記憶が“あの日”にまでしか遡れない。あの日に見た強烈な光景が、忘れている訳ではない筈のそれより前の記憶に蓋をする―…。

「…っ…ゼノ様?大丈夫ですか」

「…ああ」

「顔色が悪いようですが…」

「いや、青白い星明かりのみで暗いせいだろう。…ランプを灯すか」

螺旋階段を登りながら、壁沿いに据えられたランプを灯していく。普段人の立ち入らない石造りの塔は冷えきっているものの、橙色の光は心なしか僅かに暖かみを添えているようだ。

五階に相当するくらいまで登ったところに、また鉄扉があり、解錠してゆっくりと扉を開けると…閉じ込められていた空気が溢れだす。古びた図書館のような書物の匂いに混じって、ほんの少しだけ黴臭さが漂う。当時は延々とこの中に身を置いていたから気がつかなかったのか、それとも無人のまま時を重ねたことにより生じたのか。

一歩足を踏み入れて明かりを点けると、あの頃のままの風景が眼前に広がる。


壁一面の書棚

木製のダイニングテーブル

ダイニングの奥の小部屋…


「…いかがですか?今のご気分は…?」

セイラは部屋を見渡した後、こちらをやや心配そうに見つめながら尋ねてきた。

「ああ…おそらく“懐かしい”という感情に近いのだろうな」

曖昧な感情にはっきりと名前をつけられないまま、もうひとつの目的を思い出して、奥の小部屋へと向かう。

北西向きの窓から星空を見上げると、そこには思っていた通りの光景が広がっていた。

「セイラ、しばらくの間…空を眺めていると良い」

「…え?」

「先日、微かな記憶の隙間から、この時期は毎年流星群が見えたことを思い出したのだ」

「流星群…流れ星が見られるんですか?…あ!」

早速、星が流れていく。

「見えたか?」

「はい!ゼノ様…ありがとうございます」

次々と流れる星を嬉しそうに眺めるセイラの横顔を見ていると、やはりこの場所に来て良かったのだと思える。

「ゼノ様」

「どうした?」

「私の勝手な提案なんですけど…」

セイラは夜空からこちらに視線を向け直す。

「ここを“幽閉塔”と呼ぶのはもうやめて、“星見の塔”と呼びませんか…?」

「…星見の塔…か」

「こんなに綺麗に星が見られるなんて、城中探してもここが一番ですよ?」

「ああ―…」

その瞬間、固く閉ざされていた記憶の蓋が開き始め…ここで過ごしていた頃の記憶が、断片的に、しかし次々と溢れ出す。


“ゼノ様、あの動かない星は旅人の星というのですよ”

“ゼノ様!すごい、どんどん星が流れていきますよ!”

“ゼノ様、城下で星見用の本を見つけてきました”


ふと振り返って机の前に並ぶ小ぶりな書棚に目を遣ると、そこには未だに、かつてアルバートが城下で手に入れて来た星座の本があった。そっと手を伸ばして、重みのあるその本をパラパラと捲ると…また記憶が甦る。


“旅人の星から繋いで…あ、あれが北斗七星ですね!”

“…Wの形のカシオペア座は…あれだな”

“神話と星座が結び付いているのか、興味深いな”


アルバートとユーリの三人で、本と空を見比べながら、夢中で星を結んだ日々を思い出す。今度こそ、“懐かしい”という感覚が肯定的な感慨を伴って湧き上がってきた。

「…―確かに、かつてはここで日々星を見ていた記憶がある。“星見の塔”、今日からそう呼ぶことにしよう」

「…嬉しいです。ゼノ様、ありがとうございます」

「セイラ、礼を言うのは俺の方だ」

「え……?」

「お前は、俺が…どうして今までここに足を踏み入れなかったか、分かるか…?」

「…っ…それは…辛い記憶になってしまったからではないですか…?」

「そうだな。…軟禁を解かれて、国内の現状を初めて目の当たりにした時、黙って幽閉されていたことを激しく後悔した」

「でもそれは…ゼノ様のせいじゃ…!」

「直接的には…あるいはそうかもしれないが―…、結局その期間に何もできていなかったからな。俺にも当然要因はある」

「……っ」

「あの日以来、幽閉されていた期間のことをあまり思い出せなくなった」

「忘れてしまっていたのですか…?」

「覚えている感覚は残っているのだが…記憶を辿ろうとするとあの日の光景が立ちはだかって、それより先に遡れなくなった」

「それは…ゼノ様がご自身を責めて…幽閉されていた過去を受けいれられなくなったから…ですか…?」

「……自分でははっきりとは分からなかったが、そうかもしれないな」

「……っ」

目の前のセイラの瞳が潤み始め…瞬く間に大きな雫が溢れ落ちる。

「ゼノ様があんなに早くシュタインの復興を遂げられたのは、幽閉されていた期間に座学も伝聞でも、ものすごく勉強されていたからではないのですか…?」

「……」

「ゼノ様が不自由な中でも一生懸命過ごされた時間が、思い出したくない記憶になってしまうなんて…っ…そんなの……」

涙が次から次へと零れて、顔を覆ってしまったセイラの肩をそっと抱き寄せる。

「…お前は優しいな」

「……っ…」

「先程言っただろう…?お前に礼を言うと」

自分のために泣きじゃくるセイラの健気さが愛おしくて、髪を撫でる。

「セイラ、もう泣く必要はない。俺は、お前のおかげで過去を取り戻すことができたのだ」

「…っ…本当…ですか…?」

「ああ。お前が言った通り、この塔で勉学に励んだ時間も、アルバートやユーリ、それ以外にも長い間仕えてくれた者達と過ごした時間は、懐かしくかけがえの無いものだと感じた」

「ゼノ様…良かっ…た…」

僅かに赤くなった瞳を見せたくないのか、ほんの少しだけ顔を上げて微笑んだセイラのまだ乾ききらない涙の跡を拭うように、目元にそっと口づける。

「“幽閉塔”が“星見の塔”に代わり、閉ざされていた大事な記憶を、お前と共に取り戻せた今日という日を…一生忘れないだろう」

「…はい…っ」

もう一度、今度はセイラの花弁のような唇にキスをして、微笑みあっていると―…入口の鉄扉の外側の方から人のヒソヒソ声のようなものが聞こえてきた。

足音を立てないように近づいて、セイラと共に聞き耳を立てると―…

「…っ、お前というヤツは…やめておけと言っただろう!」

「そんなこと言って、アルだって気になってたクセにー」

…―明らかにアルとユーリの声だ。

「…二人もきっと、ここを訪れるゼノ様のことが心配だったのでしょうね」

セイラが笑いを堪えるように小声で囁く。

「ああ、二人には随分支えられたからな」


この後、夜が更けるまで昔話に花が咲いたことは、言うまでもないだろう―…



Fin.



~・~・~・~・~・~・~・~




お付き合いありがとうございましたm(._.)m

お誕生日にしては少し暗いお話でしたが、ゼノ様が負ったであろう心の傷のことがずっと気になっていたので、捏造混じりであってもゼノ様を救いたかったのです。


このブログで以前にも書いたことがありますが、幽閉塔時代のゼノ様のイメージソングは



Zabadakさんの“にじ ほら ほし せかい”です。

この暗いお屋敷の感じも、少し通じるところありますよね。。


今までは王宮のゼノ様ばかり書いていて、王宮ゼノ様は守ってくれる存在という認識ですが、100プリゼノ様は守ってくれそうな反面、どこか守ってあげたいと思う要素もある気がしました。

これからも両方のゼノ様に沢山の幸せが降り注ぎますように(*^▽^)/★*☆♪


イケメンヴァンパイア(イケヴァン)フィンセント=ファン=ゴッホ 本編 攻略メモ

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第1話
遠慮しておく  →愛され:4/愛する:4
痛いのは苦手だから……
咬む方が好きだから


第2話
聞いていなかったので
とにかく逃げようと思って
気が動転してしまって  →愛され:4/愛する:4

※親密度ミッション


第3話
目を見て話したい
言葉を探したい  →愛され:4/愛する:2
ただ逢いたい



イケメン革命(イケレボ)カイル=アッシュ 本編 攻略メモ

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第1話
やけにだるそうだな
軍医なんだっけ  →愛され:4/愛する:4
ゆるかったな


第2話
断る
受け取る  →愛され:4/愛する:2
警戒する

※新密度ミッション


第3話
頷く
否定する
答えない  →愛され:4/愛する:2


第4話
気に入ってるっていうより…  →愛され:2/愛する:4
好きなだけ
当たり前でしょ

※アバターミッション
プレミアム  300魔宝石
ノーマル 150魔宝石or3000リン


第5話
ほっぺ叩こうかな
水をかけようかな
揺り起こそうかな  →愛され:4/愛する:4




イケメンヴァンパイア アマデウス=モーツァルト本編 攻略メモ

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第1話
挨拶をしたかっただけです  →愛され:4/愛する:4


第2話
本当に信じていいの?
信じられません  →愛され:2/愛する:4
何が何だか……


第3話
少し話をしませんか?
この間のことですけど……  →愛され:2/愛する:4
いま少しいいですか?


第4話
いいの?
わかった
どうして急に


第5話
やめて
何するの?
冗談だよね?  →愛され:4/愛する:4

※好感度30以上で手紙


第6話
少し聴いていたくて
ピアノが好きだから
綺麗な音だなと思って →愛され:4/愛する:4




祝☆100プリ四周年 《カイン 名刺SS》

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●100プリ4周年おめでとうございます(*^▽^)/★*☆♪

100プリは本日で4周年を迎えるようです。おめでとう~(*≧∀≦*)

今年も、お友達のはるかちゃんがお祝い企画をしてくれたので、微力ながら参加させて頂くことにしました!はーちゃん、ありがとう(*≧∀≦*)


100プリ4周年お祝い記事総合案内所は

私は4年前の7月上旬に王宮と100プリを始めたので、割と配信後すぐからのお付き合いです。最初にカイン√を読んで、カインとプリちゃんのわちゃわちゃしたやり取りが好きで、連続でカイン両√を読み終えたのを覚えています。

その後、ゆるいのに切れ者なノアにときめき、クロードに揺さぶられたり、新規配信の度に心踊らせたものでした(//∇//)♡

イベも、学生時代の“光り輝く五人組”のお話が凄く好きだったし、ボディーガードイベも楽しかったな~(*^▽^*) 100プリはアバターが可愛いのも魅力的♡

最近は、昨年にBDシナリオが中止になった辺りからイベも減ってしまい…少し勢いがないですが、100プリには素敵なオリジナルキャラ達がいるのだから、これからももっと彼らを中心とした楽しいイベントを期待しています!



さて私事ですが、この春の人事異動で同部署の主要人物が数人抜けてしまい、新たに来た方に業務を教えつつ、抜けた方の仕事を穴埋めしないといけなくて、なかなかに忙殺されています。
そんなこんなで、帰宅後も寝落ちばかりでお絵描きも妄想すらロクに出来ませんでした…。
でも、気持ちだけでも100プリを応援したくて、名刺SSを作成してみました。






誰目線かを明らかにし、ノアやクロードも登場させつつ、シチュエーションが何となく分かるようにしながら名刺に収まる字数にするのはなかなかに難しく、何度も推敲しました(;^_^A
その割にこのクオリティではありますが(;・∀・)

左部分の画像はIbisPaintで作成しました。アイビスは文字入れ機能が充実して、便利になりました~♪
100プリの英語表記…テキトーなのでもし間違ってたらごめんなさい(;・∀・)




100プリと言えば、再掲になりますが昨年のジル誕にもSSを書いていたので載せておきます。
こちらは、名刺SSではなく、IbisPaintで背景作成と文字入れをしたものです。





最後になりますが、これからも100プリが永く続いてくれますように…(*^▽^*)


イケメンヴァンパイア(イケヴァン) アイザック=ニュートン本編 攻略メモ

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第1話
アイザックさん
ニュートン
アイちゃん…?  →愛され:4/愛する:4


第2話
待ってください  →愛され:4/愛する:4
…………
私が出ていきます


第3話
太らない体質なんですね
鉄分が摂れそうですね
わかりました  →愛され:2/愛する:4


 第4話
実に興味深い
難しいんだね
また今度詳しく教えて →愛され:2/愛する:4

※アバターミッション


第5話
うっ、胸が苦しい
脚力には自信がある  →愛され:2/愛する:4
大丈夫、問題ない

※好感度30以上で手紙


第6話
アイザックのおかげ  →愛され:4/愛する:4
シェイクスピアさんのおかげ
ご飯が美味しかったから


第7話
そんなこと言わないで
大事な友達なんでしょ?  →愛され:4/愛する:4
勝手に手伝う

※新密度ミッション


第8話
はい
いいえ  →愛され:4/愛する:4
どちらともいえない



Happy Birthday ユアン(*^▽^)/★*☆♪

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久々過ぎるブログ更新ですが、これからは短い記事でも少しずつ書いていけたらいいな~と思ってます(;^_^A


●イケメン夜曲 ユアン=ブラッドレイ お誕生日おめでとう(*^ー^)ノ♪



6月~7月は全くお絵描きしていなくて、もうこのまま描かないかも…と思っていたのですが、最近唐突に描きたいかも、と思えて急遽ユアンを描いてみました。

ただでさえ苦手な逆顔なのにさらにブランクからのスランプ気味でうまくバランス取れなかった(;・∀・) これが今の私の限界です…(;・ω・)



~・~・~・~

「今夜はもう…貴女を離したくない」



彼女の手を取って、指先にそっとキスをする。



「貴女を…このままずっと繋ぎ留めておいても、いい?」



~・~・~・~


なんて、シチュエーションを妄想しつつww

ユアン、レディと最高の1日を過ごしてね♡






●イケメン戦国 イベ


先程終わってしまったこのイベ、久々にハマって早期特典GETしました!

謙信様√は本編とリンクしていてドキドキ♡、本編未配信の光秀さんも甘い雰囲気あり♡、政宗もカッコ良かった(//∇//)

謙信様本命だけど、光秀さんもやっぱり好きだな~と思いました♪(/ω\*)





イケシリメインだったこのブログですが、実は最近はスタマイ(スタンドマイヒーローズ)と戦ブラ(戦刻ナイトブラッド)にもハマってます(;^_^A 

これからはスタマイや戦ブラについても書いていこうかな~と思ってます(*^^*)


ではまた~(*^ー^)ノ♪


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